2017年夏、映画「メアリと魔女の花」公開決定
スタジオジブリ出身であり、ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」を手がけた米林宏昌監督と、「かぐや姫の物語」プロデューサーを務めた西村義明氏が最新作アニメ映画「メアリと魔女の花」を発表しました。製作スタッフの約8割が、ジブリの元スタッフとのこと。それでは、公開日・あらすじ・声優などをまとめて紹介いたします。
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ジブリ卒業生が、ふたたび「魔女の物語」を描く
ジブリ卒業生が、再び「魔女の物語」を描きます。西村プロデューサーは「『魔女の宅急便』は僕らが子ども時代に喜んだ、子ども時代の記憶にある作品。僕らなら、今の子どもたちに向けた新しい21世紀の魔女の物語を作れるはず」と思い、題材を魔女に決定したことを明かしました。
どんなストーリーなのか
「『マーニー』は動と静で言えば“静”の作品。“動”の作品を作りたいと思った」と明かした米林監督。ストーリーは「主人公のメアリは、何をやってもうまくいかないし、自分の容姿も気に入らない女の子。あるとき偶然特別な力を手に入れて、不思議な世界で冒険に巻き込まれていきます」と解説した。
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原題はイギリスの女流作家・メアリー・スチュアートの児童文学「The Little Broomstick」
原作は、1971年に描かれたイギリスの女流作家・メアリー・スチュアートによる児童文学。メアリー・スチュアートの児童文学で日本では「小さな魔法のほうき」で発売されている。西村プロデューサーは「今の子供たちに向けた、まったく違う、新しい魔女の映画を作れるんじゃないか」とスタジオジブリが1989年に公開した人気作「魔女の宅急便」を引き合いに米林監督を説得したという。
原作あらすじ(内容)
メアリーは夏休みのあいだ、田舎の古い屋敷に住むシャーロット大おばさまのところに預けられることに。ある日、近くの森を歩いているとまっ黒な子猫のティブに出会いました。ティブに導かれるままに森の奥へ歩いてゆくと、七年に一度しか花をつけないという不思議な花“夜間飛行”を見つけます。庭で見つけた古いほうきに偶然“夜間飛行”の花粉が付くと、ほうきはメアリーを乗せたまま空高く舞いあがりました。そうしてメアリーが飛んで行き着いたのは…なんと魔女の学校だったのです。
声優(キャスト)について
メアリ – 杉咲花
11歳の平凡な女の子。
黒猫ティブと出会い、空飛ぶほうきに乗って魔女学校で冒険する。
ティブ – 声優キャスト未発表
メアリと森で出会った黒猫。
強い魔力を持っているため魔法使いにとって貴重な生き物。
マダム・マンブルチューク – 天海祐希
魔法学校の校長。
メアリに優しく接するものの、狙いは強い魔力を持つ黒猫ティブ。
ピーター – 神木隆之介
メアリの小さな嘘で大事件に巻き込まれてしまう12歳の少年。
シャーロット – 大竹しのぶ
メアリのおばさん。
ドクター・デイ – 小日向文世
エンドア大学の科学者。
魔女 – 満島ひかり
魔女の国から禁断の花を盗み出した魔女。
フラナガン – 佐藤二朗
エンドアン大学のほうきの番人。
バンクス – 渡辺えり
メアリが住む赤い館のお手伝いさん。
「メアリと魔女の花」の概要
- 映画公開日:2017年7月8日全国ロードショー
- 原作:メアリー・スチュアート「The Little Broomstick(小さな魔法のほうき)」
- 脚本:監督:米林宏昌(「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」など)
- プロデューサー:西村義明(「かぐや姫の物語」プロデューサーなど)
- 脚本:坂口理子
- 音楽:村松崇継
- 制作:スタジオポノック(スタジオジブリの製作部門が解体した後に設立された会社です。代表は西村義明氏)
- 製作:「メアリと魔女の花」製作委員会