あさイチで黒柳徹子さん、今のテレビについて語る「視聴率が先にきてしまうと」

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あさイチのプレミアムトークで黒柳徹子さん、今のテレビについて語る

12月22日のNHKあさイチのプレミアムトークは黒柳徹子さんでした。トークでは“今のテレビ”について語ってくださいました。徹子さんの言葉は本質的で何か突き刺さるものがあります。とても印象に残ったので一部ですがトークの内容をご紹介したいと思います。

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今の日本のテレビについて

井ノ原さん「今の日本のテレビってものに対して一番最初から作ってこられた徹子さんから見るとどういうことになっているんですかね?」

徹子さん「みんな面白いだろうって思って作ってらっしゃるっていうはわかります。ただどうしても視聴率っていう壁がそこにはあってこれじゃ視聴率取れないよっていうのが先にきちゃうっていうのはどうかなって思うんですよね」

井ノ原さん「はい」

視聴率取れるか取れないか考えたことがない

徹子さん「私自分で出ているもので視聴率取れるか取れないか考えたことないですもの一回も。」

有働さん「じゃぁ何を基準に?」

徹子さん「自分が好きだから。これは面白いだろうと思って。例えば徹子の場合はお一人方座っているでしょう、違う番組ではどんどんどんどん変わっていくのにじーっとお話ししているだけじゃないですか、40分くらい。それでもこの方から話を聞きたいって私は思って皆さん(ゲスト)がここだったら話そうって来てくださるんですから、だから一生懸命聞こうって思って40年間やってきましたから。そういうものってやっぱり伝わるじゃないかなって思うんですよ。人間のそういう一生懸命さって。」

———-中略———-



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井ノ原さん「めまぐるしく画面が変わらなくてもド派手じゃなかったとしても誰かの思いがそこにあればテレビに映るってことなんですかね?」

徹子さん「そうですよ。作っている人たちが信じてやれば。きっと面白いんじゃないかなって私は思うんですよね。」

———-中略———-

つくる側の熱量が大事

有働さん「つくる側の熱量って大事なんですね」

徹子さん「そう思いますけどね」

井ノ原さん「自分が楽しいと思っているとあっという間ですもんね」

徹子さん「そう」

井ノ原さん「すぐ終わっちゃうっていう感じが」

徹子さん「そう、そうなの。これ面白いのかな、やだなぁ、でも、ま、これでみんな喜ぶだろうな、ってそんな気持ちでやったら絶対面白くないですよね」

井ノ原さん「そうですね」

有働さん「これだー!と思っても視聴率が低いとなんか独りよがりでしたか皆さんごめんなさいみたいな気持ちに…」

徹子さん「それはありますよね。みなさんあると思いますけどね」

つくり続けること

有働さん「それでもつくり続ける?」

徹子さん「それでもやるのがいいんです。世界ふしぎ発見ってよその番組ですけどはじめすごく視聴率が悪かったんですよ。あんな真面目なものやってどうするみたいな」

井ノ原さん、有働さん「へぇ〜」

徹子さん「それでも今ではクイズの中では一番いいって言われるようになりました。けど30年かかりましたからね。やっぱりね長い目で見てくださらないと。スポンサーの方もNHKの方もね。そんなすぐにはいかないです。けどみんなの意志が強ければ。いいんです私たちこういう気持ちでやってるんですから、っていうのがだんだんわかってくるかと。みんなでやるぞ!っていう気持ちが伝わるんじゃないかなって私は思うの」

有働さん「はい」

井ノ原さん「長い目でねお互いに」

徹子さん「早くやめちゃうと意味がないですもんね」

すごく響きました。テレビに限らず、私にとっても、現代人にとっても、今必要なものは何かを徹子さんの“想い”から見つけられました。徹子さん、貴重なお話をありがとうございます。

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